Mac、 iPhone、DTP、inDesignの備忘録

Mac、iPhone、iPadでクリップボードを共有(ユニバーサルクリップボード)

Contents

ユニバーサルクリップボードとは

MacやiPhoneなどAppleのデバイス間でコピーペーストができたら…と思ったことありませんか?

Appleさんはそんな機能をちゃんと用意してくれています。それはユニバーサルクリップボードという機能です。たとえば、MacでURLをコピーしてiPhoneのSafariにペーストする、とかできるのでメチャ便利です。テキスト以外にも画像やファイル、数百MBの動画ファイルも簡単にコピー&ペーストもできます。Appleのデバイス間で利用できるのでMacから別のMacへコピー&ペーストなんてこともできるのです。

ユニバーサルクリップボードを利用するための設定

ユニバーサルクリップボードを利用するには以下のように各デバイスを設定しましょう。

  • 各デバイスにiOS10以降、iPadOS 13以降、macOS 10.12(macOS Sierra)以降がインストールされている。
  • 各デバイスが同じ Apple IDで iCloud にサインインしている。
  • 各デバイスで Bluetooth がオンになっていて、お互いのデバイスが10m以内にある。
  • 各デバイスで Wi-Fi がオンになっている。
  • 各デバイスで Handoff がオンになっている。

お互いのデバイスが近くにあることも必要な条件です。また、2台のMacでファイルをコピー&ペーストする場合はそれぞれのMacにmacOS High Sierra 以降がインストールされている必要があります。

OSのバージョン確認方法

iOS、iPadOS

設定一般情報システム情報をみると以下のようにバージョンが表示されています。

macOS

メニュー→このMacについてをみると以下のようにOSのバージョンが表示されています。

Bluetooth をオンにする

iOS、iPadOS

設定Bluetoothでオンにできます。

macOS

システム環境設定→Bluetoothをクリック

「Bluetoothをオンにする」をクリックするとBluetoothがオンになる。

Wi-Fiをオンにする

iOS、iPadOS

設定Wi-Fiでオンにできます。

macOS

システム環境設定→ネットワークをクリック

左のリストから「Wi-Fi」を選択し①、「Wi-Fiをオンにする」をクリックする②。

Handoffをオンにする

iOS、iPadOS

設定→一般→AirPlayとHandoff→Handoffをタップ

macOS

システム環境設定→一般をクリック

このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可」にチェックマークをつける

私がユニバーサルクリップボードを使うシチュエーションは?

私がユニバーサルクリップボードをよく使うシチュエーションを紹介します。

最近、サイトにログインするとき、二段階認証を要求されることが多くなってます。私はGoogle Authenticato‪rというアプリで二段階認証することが多いです。Macでサイトにログインするときに以下のような画面でコードを要求されます。そんな時にユニバーサルクリップボードが便利です。

このような画面でコードを要求される
iPhoneでGoogle Authenticato‪rを開いてログインするサイトをタップすると、コードがユニバーサルクリップボードにコピーされる
Macに戻ってペーストをすると、先ほどコピーしたコードがペーストされる

ユニバーサルクリップボードを使用する以前はコードを暗唱して覚え、キーボードでコードを打つという面倒な工程を踏んでいましたが、この方法ならとても楽ですね♪

ユニバーサルクリップボードが使えない?! そんな時は

便利なユニバーサルクリップボードですが、たまにうまく機能しない場合があります。私の体感ではiOS、iPadOSでコピーしたものをMacでペーストしようとする時に起こることが多い気がしますね。そのようなときには以下のことを試します。

  • ユニバーサルクリップボードが機能しているか確認
  • 双方のApple IDを確認
  • OS、機種が対応しているかを確認
  • 双方のデバイスを再起動

ユニバーサルクリップボードが機能しているか確認

まず、iPhoneかiPadで適当なテキストをコピーします。

そしてMacのFinderのメニューで編集→クリップボードを表示を選択し、クリップボードを表示させます。

ここで先程コピーしたテキストが表示されていればでユニバーサルクリップボードが機能しているということになります。

双方のApple IDを確認

MacでApple IDを確認するには

システム環境設定→Apple IDを選択すると確認できる

iPhone、iPadでApple IDを確認するには

iPhoneの場合
iPadの場合

それぞれのデバイスでApple IDが同じならばユニバーサルクリップボードが機能するはず! ですが、実際にはそうならない場面もよくありますけどね(・ω<)

OS、機種が対応しているかを確認

ユニバーサルクリップボードに対応しているOS、機種は以下のとおりです。

iPhone、iPad Mac

iOS 10 以降

macOS Sierra 以降

  • iPhone 5 以降
  • iPad Pro (すべてのモデル)
  • iPad (第 4 世代) 以降
  • iPad Air 以降
  • iPad mini 2 以降
  • iPod touch (第 6 世代) 以降
  • MacBook (2015 年以降に発売されたモデル)
  • MacBook Pro (2012 年以降に発売されたモデル)
  • MacBook Air (2012 年以降に発売されたモデル)
  • Mac mini (2012 年以降に発売されたモデル)
  • iMac (2012 年以降に発売されたモデル)
  • iMac Pro (すべてのモデル)
  • Mac Pro (2013 年以降に発売されたモデル)

双方のデバイスを再起動

以上を試しても改善しない場合はそれぞれのデバイスを再起動してみましょう。最後はやっぱりコレ!

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    この記事を書いた人
    68kの頃からmacを使っているDTPデザイナーです。独立してフリーになり、その後、会社を設立。これまでの経験を当ブログで発信しています。2019年から株式投資、2021年から不動産投資を始め、FIREを目指しています。

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